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【結論】インプラントを諦めるのはまだ早いかもしれません
他院でインプラント治療を断られたという経験は、決して珍しいことではありません。骨の量が足りない、全身的なご病気がある、ご高齢であるといった理由で、「あなたにはインプラントは難しい」と告げられたかもしれません。しかし、その診断が最終結論だと諦めるのはまだ早い可能性があります。現代のインプラント治療には、ザイゴマインプラントや骨造成といった、難症例に対応するための選択肢が存在します。大切なのは、ご自身の状況を正確に把握し、これらの高度な治療を提供できる経験豊富な医療機関でセカンドオピニオンを求めることです。この記事では、なぜ治療が断られるのか、そしてどのような解決策があるのかを、ZAGA CENTERの実績を交えて詳しく解説します。
難症例への実績
1,000+
ZAGA CENTER 累計症例数
ザイゴマインプラント
約40%
他院で断られた患者の割合
当院の初診患者のうち
95%以上
ザイゴマインプラント
5年生存率(文献報告)
なぜインプラント治療を断られるのか?主な3つの理由
インプラント治療を断られる背景には、主に3つの理由が挙げられます。第一に「骨量不足」です。インプラントは顎の骨に埋め込むため、土台となる骨の厚みや高さが十分でないと、安定した固定が得られません。加齢や歯周病、抜歯後の期間経過などにより骨は吸収されるため、これは最も一般的な理由の一つです。第二に「全身疾患」です。例えば、コントロールされていない重度の糖尿病は傷の治りを遅らせ、感染リスクを高めます。また、特定の骨粗しょう症の治療薬を服用している場合や、心臓疾患、血液疾患などがある場合も、手術に伴うリスクを考慮して治療が困難と判断されることがあります。第三に「年齢」です。ただし、高齢であること自体が直接的な原因となるわけではありません。年齢に伴う骨質の低下や、前述の全身疾患を合併している可能性が高まることが、慎重な判断につながるのです。これらの要因が複合的に絡み合い、治療の難易度が高い「難症例」と判断されるのです。

難症例への挑戦:ザイゴマインプラントと骨造成という選択肢
他院でインプラントが困難とされた方にも、希望となる治療法があります。その代表格が「ザイゴマインプラント」と「骨造成」です。
ザイゴマインプラントは、上顎の骨が極端に少ない場合に適応される術式です。通常のインプラントが顎の骨に埋入されるのに対し、ザイゴマインプラントは頬骨(きょうこつ・ザイゴマ)という硬く安定した骨を利用します。これにより、骨移植などの追加手術を回避し、治療期間を大幅に短縮できる可能性があります。手術当日に仮歯を装着できることも多く、患者様の負担を軽減できる点が大きなメリットです。ただし、解剖学的に複雑な部位への手術となるため、非常に高度な技術と経験が求められます。
骨造成は、GBR法やサイナスリフトといった手技を用いて、不足している骨の量を増やす治療法の総称です。ご自身の骨や人工の骨補填材を使用し、インプラントを埋入するための土台を再建します。幅広い症例に対応できるメリットがありますが、骨が定着するまでに数ヶ月から半年以上の期間が必要となり、治療期間が長くなる傾向があります。また、追加の外科的侵襲を伴います。
| 治療法 | 対象となる方 | 治療期間の目安 | 主なリスク・注意点 |
|---|---|---|---|
| ザイゴマインプラント | 上顎の骨がほぼない方 | 約1日〜数ヶ月 | 高度な技術が必要、副鼻腔炎、神経麻痺 |
| 骨造成 | 骨の高さや厚みが部分的に不足している方 | 約6ヶ月〜1年半 | 感染、骨の吸収、外科的侵襲が大きい |
※費用は医療機関により異なります。上記は一般的な目安です。
— POINT
ZAGA CENTERの実績と哲学:1,000症例が示す「断らない治療」へのこだわり… … 次のセクションで詳しく解説します。
ZAGA CENTERの実績と哲学:1,000症例が示す「断らない治療」へのこだわり
当院、ORCインプラントクリニック大磯は、ザイゴマインプラントの国際的なネットワークである「ZAGA CENTER」に日本で初めて認定された施設です。私たちは、1,000症例を超えるザイゴマインプラント治療をはじめ、累計30,000本以上のインプラント実績を積み重ねてきました。この豊富な経験は、単なる数字ではありません。一つひとつの症例が、他院で治療を断られ、悩み抜いた末に当院へたどり着かれた患者様との軌跡です。 私たちは「難症例」という言葉を使いません。どのような状況であっても、解決策を探求するのが私たちの使命だと考えるからです。そのために、麻酔科専門医の常駐や、提携するミライズウェルメディカルグループとの緊密な医科連携体制を構築し、全身疾患をお持ちの患者様も安全に受け入れられる環境を整えています。さらに、高度な清潔環境が求められる手術のためのハイブリッドオペ室や、術後の回復を促進する高気圧酸素治療室といった充実した設備への投資も行っています。「当院が一番」なのではなく、「他院で困難とされた症例に対し、当院の総合力であればお力になれる可能性がある」。この誠実な姿勢こそが、私たちの哲学です。
治療の流れ・期間・費用の目安
当院での難症例インプラント治療は、患者様との対話を第一に、計画的かつ安全に進められます。
- 初診カウンセリング(基本検査込み)5,500円(税込)/セカンドオピニオン
- まず、患者様のお悩みやご希望をじっくりお伺いします。他院での診断内容や、不安に思われていることを何でもお話しください。
- 精密検査と診断
- 歯科用CTによる3次元的な骨の状態の評価、口腔内スキャン、各種検査を行い、治療の可否や最適な方法を正確に診断します。
- 治療計画のご説明と合意
- 検査結果に基づき、具体的な治療法、期間、費用、リスクについて詳細にご説明します。患者様にご納得いただいた上で、治療を開始します。
- 手術
- 麻酔科専門医の管理のもと、静脈内鎮静法を併用し、眠っているようなリラックスした状態で手術を行います。ザイゴマインプラントの場合、多くは手術当日に仮歯の装着まで完了します。
- 上部構造の装着とメンテナンス
- インプラントと骨の結合を確認後、最終的な人工歯を装着します。治療後も、長期的に安定した状態を維持するため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
期間の目安: ザイゴマインプラントでは手術から数ヶ月で最終補綴まで進む場合があります。骨造成を行う場合は、骨の成熟を待つため、全体で半年から1年半程度の期間を見込むことが一般的です。 費用の目安: 治療費は症例により異なりますが、目安として片顎2,200,000円(税込)からとなります。ザイゴマインプラントを追加する場合は、1本あたり440,000円(税込)が追加となる可能性があります。詳細はカウンセリング時に個別にお見積もりいたします。

すべての患者様へ:治療におけるリスクと誠実な向き合い方
私たちは、すべての治療にはメリットだけでなく、リスクや副作用が伴うことを誠実にお伝えする義務があると考えています。インプラント治療は、その効果を永続的に保証するものではありません。 ザイゴマインプラント特有のリスクとしては、術後の副鼻腔炎や、頬周辺の感覚が鈍くなる神経麻痺の可能性がゼロではありません。また、骨造成においては、移植した骨が感染を起こしたり、体に吸収されてしまったりするリスクが考えられます。これらの合併症は稀ですが、起こりうる可能性として術前に十分にご説明します。 治療の経過や結果には、患者様の骨質、口腔内の衛生状態、全身状態、そして生活習慣など、多くの要因が関わるため、個人差が生じることをご理解いただく必要があります。 当院の技術と経験をもってしても、すべての症例に対応できるわけではありません。しかし、私たちは決して安易に「できない」とは言いません。あらゆる可能性を追求し、科学的根拠に基づいて、患者様一人ひとりにとって最善の道は何かを共に考え、歩んでいくことをお約束します。まずは一度、ご相談ください。
よくある質問
Qザイゴマインプラントとは何ですか?
ザイゴマインプラントは、上顎の骨が著しく不足している場合に、頬骨(きょうこつ・ザイゴマ)にインプラントを埋入する治療法です。通常のインプラントが設置できないような難症例でも、骨移植などの追加手術を回避してインプラント治療を行える可能性があります。非常に高度な技術を要するため、経験豊富な医師による診断と執刀が不可欠です。
Q他院でインプラントを断られたのですが、相談だけでも可能ですか?
はい、もちろん可能です。当院ではセカンドオピニオンを積極的に受け付けております。他院で治療が難しいと診断された理由を詳しくお伺いし、CTなどの精密検査を通じて、当院であればどのような治療の選択肢があるかをご提案いたします。初診カウンセリングは基本検査込みで5,500円(税込)です。、諦める前にぜひ一度ご相談ください。
Qザイゴマインプラントの費用はどのくらいかかりますか?
当院のインプラント治療は、片顎あたり2,200,000円(税込)からが目安となります。ザイゴマインプラントが必要な場合は、これに加えて1本あたり440,000円(税込)程度の追加費用がかかる可能性があります。費用は症例の難易度や本数によって変動しますので、精密検査の上で個別にお見積もりをご提示いたします。
Q手術中の痛みや、術後の腫れはどの程度ですか?
手術は麻酔科専門医が管理する静脈内鎮静法を用いて行うため、眠っているようなリラックスした状態で、痛みを感じることはほとんどありません。術後は個人差がありますが、痛みや腫れが出ることがあります。通常、痛み止めでコントロールできる範囲で、腫れは1〜2週間で徐々に引いていきます。
Q持病(全身疾患)があっても手術は受けられますか?
当院では、提携する内科クリニックとの医科連携体制を整えており、全身疾患をお持ちの患者様も多く受け入れています。かかりつけ医と連携し、手術当日の全身状態を管理しながら安全に治療を進めます。ただし、疾患の状態によっては治療が難しい場合もありますので、まずはご病状を詳しくお聞かせください。
Q治療期間はどのくらいかかりますか?
ザイゴマインプラントの場合、多くは手術当日に仮歯を装着でき、数ヶ月で最終的な歯が入ります。一方、骨造成を行う場合は、骨の成熟を待つ期間が必要なため、半年から1年半程度の期間がかかることが一般的です。治療計画は患者様個々の状態によって異なりますので、診断後に詳しくご説明します。
QZAGA CENTERとはどのような施設ですか?
ZAGA CENTERは、ザイゴマインプラント治療において、厳格な基準をクリアした世界トップレベルの歯科医院のみが認定される国際的なネットワークです。当院は日本で初めて認定された施設であり、豊富な症例数と高い技術力、安全管理体制が国際的に認められています。
参考文献・出典
- [1]松野智宣. (2021). 骨造成法と骨移植材の選択基準を再考する. 日本口腔インプラント学会誌, 34(4), 259-268.
- [2]Tzerbos, F., Bountaniotis, F., Theologie-Lygidakis, N., Fakitsas, D., & Fakitsas, I. (2016). Complications of Zygomatic Implants: Our Clinical Experience with 4 Cases. Acta stomatologica Croatica, 50(3), 251–257.
- [3]Chrcanovic, B. R., & Abreu, M. H. N. G. (2013). Survival and complications of zygomatic implants: a systematic review. Oral and maxillofacial surgery, 17(2), 81–93.
- [4]厚生労働省. (2012). 医療広告ガイドライン.
記事監修

東海林弘子(しょうじ ひろこ)
ORCインプラントクリニック大磯 院長
資格・所属学会
学歴
昭和医科大学歯学部卒業
※本記事は医療広告ガイドラインに準拠して作成しています。治癒を保証するものではなく、治療効果には個人差があります。
詳しくはカウンセリング時にご説明いたします。


