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70歳・80歳からのインプラント治療——高齢者の適応条件と安全な治療のために
治療
公開:2026.03.248分

70歳・80歳からのインプラント治療——高齢者の適応条件と安全な治療のために

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東海林弘子 院長

監修:東海林弘子

ORCインプラントクリニック大磯 院長 / ICD Fellow

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【結論】この記事の要点

「もう高齢だから」と、インプラント治療を諦めていませんか?結論から申し上げますと、70歳、80歳といったご年齢であっても、多くの場合インプラント治療は可能です。治療の可否を判断する上で最も重要なのは、年齢そのものではなく、全身の健康状態です。糖尿病や高血圧などのご持病をお持ちでも、かかりつけ医のもとで症状が安定していれば、安全に治療を進められるケースは少なくありません。当院では、手術への不安や身体的なご負担を軽減するため、静脈内鎮静法というリラックスした状態で手術を受けられる方法を導入しています。

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高齢者のインプラント治療に年齢制限はある?

インプラント治療を検討される際、「何歳までできますか?」というご質問をよくいただきます。インプラント治療に医学的な年齢の上限は設けられていません。大切なのは、戸籍上の「暦年齢」ではなく、お体の健康状態を示す「生物学的年齢」です。実際に、国内外の多くの臨床報告で80代、あるいは90代の患者様がインプラント治療を受け、成功した例が多数存在します。インプラントによってしっかりと噛めるようになることは、食事の楽しみを取り戻し、栄養状態を改善するだけでなく、会話がしやすくなることで社会参加への意欲を高めるなど、心身の健康、ひいては健康寿命の延伸にも繋がります。

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高齢者のインプラント治療|適応条件と注意が必要な持病

高齢の方がインプラント治療を受けるためには、いくつかの条件があります。全身の健康状態が安定していること、インプラントを支える顎の骨の量と質が十分であること、そして治療後のセルフケアが可能であることが重要です。持病に関しては、コントロールが不十分な糖尿病は傷の治りを遅らせたり感染のリスクを高めたりする可能性があります。重度の心疾患や高血圧症をお持ちの場合は、手術中の血圧変動に注意が必要です。骨粗しょう症の治療で特定の薬剤(BP製剤など)を服用されている方は、顎骨壊死という稀な副作用のリスクを考慮する必要があります。当院では、かかりつけの内科医と密に連携し、安全を最優先した治療計画をご提案します。

— POINT

手術の不安を解消|静脈内鎮静法による心身に優しいインプラント治療… … 次のセクションで詳しく解説します。

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手術の不安を解消|静脈内鎮静法による心身に優しいインプラント治療

インプラント治療は外科手術を伴うため、「手術が怖い」「体力的に耐えられるか心配」といった不安を感じる高齢の患者様は少なくありません。そうした心身のご負担を大幅に軽減するのが「静脈内鎮静法」です。鎮静薬を点滴で投与することで、まるでうたた寝をしているような、非常にリラックスした状態で手術を受けていただけます。手術中は、血圧、心拍数、血中酸素飽和度などを常に監視する生体情報モニターを装着し、全身状態をリアルタイムで把握します。ORCインプラントクリニック大磯では、経験豊富な歯科麻酔専門医が術中の全身管理を担当します。

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ORCインプラントクリニック大磯の高齢者インプラント治療

ORCインプラントクリニック大磯は、高齢の患者様へのインプラント治療において豊富な実績と高い技術力を有しています。30,000本以上のインプラント埋入、3,000症例以上のAll-on-4治療、1,000症例を超えるザイゴマインプラント治療を手がけてまいりました。院長である東海林弘子は、33年にわたる包括的歯科治療の経験に加え、All-on-4やザイゴマインプラントにおいて17年以上の経験を持っています。当院は「ZAGA Center」の日本初認定施設です。治療は、プライバシーに配慮された「トリートメントルーム」で行います。

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インプラント治療のリスク・副作用・費用について

インプラント治療は外科手術である以上、リスクや副作用の可能性も伴います。術後には、一時的に痛み、腫れ、内出血などが生じることがあります。また、ごく稀にですが、下顎の手術で下歯槽神経の損傷による麻痺、上顎の手術で上顎洞との交通などが起こる可能性があります。日々のケアが不十分だと「インプラント周囲炎」にかかるリスクがあります。費用については、当院のAll-on-4治療の場合、片顎で2,200,000円(税込)からとなります。治療の本数、範囲、骨造成の有無などによって費用は変動します。

FAQ

よくある質問

Q75歳ですが、持病があってもインプラントはできますか?

A

高血圧や糖尿病などのご持病があっても、かかりつけ医と連携し、お薬などで症状が安定していれば治療可能な場合がほとんどです。まずは一度ご相談ください。

Q骨が少ないと言われましたが、治療は無理でしょうか?

A

骨の量が少ない場合でも、骨を増やす「骨造成」という処置や、傾斜埋入、ザイゴマインプラントといった特殊な技術で対応できる可能性があります。当院はそうした難症例の経験も豊富です。

Q手術が怖いのですが、痛みはありますか?

A

手術中は局所麻酔をしっかり行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。さらに、当院では静脈内鎮静法を併用することで、リラックスした状態で手術を受けていただけます。

Q治療期間はどのくらいかかりますか?

A

骨の状態や治療計画によりますが、一般的なインプラントでは手術から最終的な歯が入るまで3ヶ月〜6ヶ月程度です。All-on-4のように、手術当日に仮歯が入る治療法もあります。

Qインプラントの寿命はどのくらいですか?

A

定期的なメンテナンスをしっかりと行えば、10年、20年と長期的に機能することが多くの研究で報告されています。ご自身の歯と同じように、日々のケアとプロによるチェックが大切です。

参考文献・出典

  • [1]公益社団法人日本口腔インプラント学会「口腔インプラント治療指針」
  • [2]鶴巻浩: 70歳以上の高齢者における歯科インプラント治療についての実態調査. 日口インプラント誌, 22: 330-336, 2009.
  • [3]日本老年歯科医学会「高齢者歯科診療ガイドライン」

記事監修

東海林弘子 院長

東海林弘子(しょうじ ひろこ)

ORCインプラントクリニック大磯 院長

資格・所属学会

歯科医師ICD Fellow(国際歯科学士会)厚生労働省臨床研修医指導医日本口腔インプラント学会会員国際歯周内科研究会認定医日本アンチエイジング歯科学会理事

学歴

昭和医科大学歯学部卒業

公開日:2026.03.24最終更新日:2026.03.24読了時間:8分

※本記事は医療広告ガイドラインに準拠して作成しています。治癒を保証するものではなく、治療効果には個人差があります。
詳しくはカウンセリング時にご説明いたします。

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